“みなさんもご存知のとおり、伊勢神宮では20年に1回、式年遷宮というのがあって、まるっきり全部を壊して全く新しいものを建て直すんです。 なんでそんなことをするのか、とても不思議なことです。過去の遺産を保存するのだとしたら、世界遺産にでもして誰も手をつけられないようにしておけばいいのだけれど、それは西洋流の保存ですよね。日本流の保存というのは、全く同じものをなぞり返して、更新していくことで何かを受け継いでいくというふうに発想するわけです。そのまま保存していてもだめなんです。賞味期限が切れる。 20年に1回建て直すわけですから、ある宮大工の棟梁が指揮をとると、20年後はたぶんお弟子さんが棟梁となってやるという、そういう具合に受け継がれてきている。図面も全部引き直すらしいです。大工の棟梁が式年遷宮の棟上げ式のときに「呪言」という、おまじないのような言葉を言うんですが、それはそのときしか言っちゃいけないので、たぶんうろ覚えになって、もう随分昔から意味不明な言葉になっているらしい。でも棟梁を引き継ぐ人は、それを聞いて覚えなくちゃいけない。”
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原研哉氏トークイベント採録(1/5) | くらしの良品研究所 | 無印良品
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2010-02-03
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